目次
はじめに
以前の投稿は、参考サイト内でのサイト主さんとアメリカン・エキスプレスとのやり取りについてのコメントが話題になっておりました。
以前のタイトルは「参考サイトのアメックスとのやり取り [コメントへの返信]」です。
その中でも特にインビテーションに何かしらの影響の有無を知っているとよさげなのは「センチュリオンカードに興味がある旨をプラチナデスクに伝える」というものでした。
現時点において、仮に意向を伝えたことによってそれがプラスに働くのか、あるいはマイナスに働く可能性があるのか、という点の答えはわかりません。
一方で、前回の投稿以降に色々と海外関連のクレジットカードのサイトを見る機会があったので、そのあたりの一連の流れを追っていた際に目に入ったものを共有しておきます。
海外の、特にアメリカのセンチュリオンカードホルダーに至っては以下の3点が顕著(のような印象を受ける)です。
- Spending Requirementは年間$250,000が定説
- スモールビジネスオーナーが事業支出を全てプラチナカードにのってSpending Requirementに到達している
- $250,000に到達をした場合には、デスクに電話をしてセンチュリオンカードが欲しい旨を伝える
これらが流れとして定着をしているのかどうかは別問題としても、少なくともネット上の海外のクレジットカード掲示板などではこのような話が頻繁にでているため、一部の間では定説なのかもしれません…とか言っても、「2chではこう言われているので一部の間では定説なのかもしれません」って言っても、誰も納得してくれるわけないなぁ…とか思ったりもしましたけど。笑
時間との勝負
今年は結構、アメリカン・エキスプレスへは逆風の一年だったのかもしれません。
海外側でも、アメリカン・エキスプレスが富裕層を失いつつあるといったニュースも今年の初めの方から流れていましたし、実際にベネフィットそのものが魅力的ではなくなっていく中での高額な会費という構図を見れば、ある意味では必然なのかもしれません。
センチュリオンカード以外の選択肢も種類が多いアメリカの場合と比べると、日本の場合は選択肢そのものが少ないような印象も受けますが、この流れは日本国内にも発生するのでしょうか。あるいは既に発生しているのでしょうか。
実際問題として、このままベネフィットが少なくなっていくと何のための会費なんか、という点をより明確に打ち出していく必要があるのは間違いなく、「招待された人だけが入会できる」という部分だけで引っ張っていけるまでには限界があるように思います。
ただ、「センチュリオンカードに見切りをつける」一定数以上の会員がいても、それ以上の人数が新たに入会を希望する構図はまだまだ健在のようですけど。
面白い話ですけど、今ここで言っているようなことは、現センチュリオンカードはたぶん皆認識をしていることだし、もっといえばアメリカン・エキスプレスも十二分に認識をしていることだろうとも思うのです。
センチュリオンカードの「希少性価値」が生き残っている位置に、アメリカン・エキスプレスが次なる一手を出していくことができるか。
そんな時間との勝負がずっと行われているのかもしれません。
背景
3761様にコメントいただきました参照サイト内にて参考サイト主様とアメックスのデスクとのやり取りが記載されています。
色々と不思議なやり取りですが要点をまとめると以下になります。(参考ブログ内での内容のまとめです。私の経験談等ではありません)
- センチュリオンカードホルダーのお知り合いの方が、プラチナへのダウングレードをしようとしたら「できない」と言われた
- センチュリオンカードホルダーのお知り合いの方が、ダウングレードの代わりに現プラチナホルダーの人でセンチュリオンに推薦できるような人を紹介してほしいと言われたらしい
- 「アメックス会員データの個所にセンチュリオン希望者と記載されており、使用状況などによって優先的に考慮する」いう点
個人的な意見としては
上記の点は、もちろん文言の全てが正確に記録されているわけではないので、細かい言葉尻だけをとってどうこういうことは難しいと思いますが、何よりも大前提として「実際に行われたやり取り」だと思います。
もちろん3761様のご指摘の通り、ダウングレードはできるので文中で出てくるアメックスのオペレーターが言っていることはおかしいですし、辞める際の代替会員を紹介してくれということもそもそもその行為自体が問題行為ですし、言っている内容も滅茶苦茶なんです。
繰り返しになりますが、センチュリオンカードであろうとなかろうと、カードのダウングレードはいつでもできますし、審査にのっとって発行されるクレジットカードを誰かの紹介だからどうこうというのは、表向きには公言することはないと思います。裏向きでは、まぁ色々とあるのが世の中だとは思いますけど。
2009年とかなので、時期的にさかのぼればもしかしたらご存じな方もいらっしゃるのかもしれませんが(私は知りません)、この時期にアメックスの経営方針とか運営体制とか、そういうことが色々と迷走していたとかいう話とかってないんですかね?
普通に考えれば、ブログ主様が変なことを言っていると考えるよりも、明らかにアメックスのデスクがなんかアホなことを言ったと判断する方が妥当だと思いますし、いくらなんでもブログを書くためにだけに話を作り上げるはずもありませんので、言葉の細かい部分や雰囲気がどのようなものかは別問題としても実際にそのような話をデスクの人がしたのでしょうね。
本当に普通のサラリーマンにセンチュリオンカードのインビテーションを送ったような時期もあるようなので、時代の流れのなかで迷走していたタイミングなんだと勝手に想像しておきます。
「いきなりセンチュリオンというのは規定で無理なので」という箇所について
ちょっと私もだいぶ混乱をしていましたが、何となく理解しました。
参考サイト主様は、アメックスのビジネスカードを、用途に色々と口を出されたという理由で解約してますね。それが2009年の9月前後のようです。
で、そのあとに今回の事案となっていますので、ブログ本文にあるプラチナ取得年月は2010年9月になってます。
つまり、参考サイト主様がプラチナを獲得した時期(センチュリオンカードをくれとデスクと話をしている時点)には、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは持っていないということになりますね。
そういう意味での「いきなり」センチュリオンというのは…という話になっているのだと思います。
プラチナからセンチュリオンであれば、「いきなりセンチュリオン」という話ではないので紹介からのセンチュリオン獲得も完全否定をするのは難しいのかもしれません。
センチュリオンカード希望の旨をデスクに伝える意味
3761様のコメントより。
「アメックス会員データの個所にセンチュリオン希望者と記載されており、使用状況などによって優先的に考慮する」
ここなのですがこれはデスクの方に希望の旨を伝えたりするということですよね、これって意味ありますでしょうか?私は無意味と思っております。
ズバッ!ってきましたね~。笑
これについては私も答えは良くわかりませんが、私がやってきたことのどこかに記載をしたような気もしますが、私自身は希望する旨を事前に伝えてます。
情報元がどこだったかは全く覚えていませんが、そんなような話を聞いていたので、とりあえずやっておいたというのが正直なところですが、真偽のほどがわからないが故に、消去法的にやったという流れです。
どういうことかというと、
- デスクに希望を伝える+何らかのメリットがある
- デスクに希望を伝える+何のメリットもない
- デスクに希望を伝える+何らかのデメリットがある
- デスクに希望を伝えない+何らかのメリットがある
- デスクに希望を伝えない+何のメリットもない
- デスクに希望を伝えない+何らかのデメリットがある
一応、特に根拠はないのですが、伝えることによってデメリットが発生するという選択肢はないと考えると、伝えない場合のデメリットももちろんないので、3と6を消去します。
ま、ここでもしも仮説が崩れてる(デメリットがある場合もある等)場合には目も当てられないのですが、いったんそこは無視できるとするとその他の1,2,4,5には、メリットの有無という話にしかないので、伝えずにメリットもない形を取るのであれば、伝えてメリットのない形を取る=伝えておいてメリットがあったらラッキー、みたいな流れでやってますね。とはいえ、そもそもそのメリットってなんだろうねっていうのは謎です。
優先的に考慮する
ここもさっきのメリットの部分と交錯して難しいですね。
なぜかというと、これらの議論はセンチュリオンカード会員の会員数が固定になっているという前提があるからです。巷でよく出てくる数字は5000人でしょうか。
要するに1つの席が空いた場合には、既に基準をクリアしていてインビテーションを送っても良いと判断している人がたくさんいる中で、その中の1人を選ぶというシチュエーションがあるわけですね。
仮に、こういう世界なのであれば、加点対象となっていてもおかしくはないとは思います。
とはいっても「優先的に考慮する」というとあらゆる条件よりも先にその条件で足切りが発生しているような印象なので、表現そのものは訂正した方がよいような気がします。
つまり、その他もろもろの無数に存在する審査項目の合計点数が全く同じになってしまったような極めて希有なケースに対して「お化けのQ太郎の毛」程度の僅差で勝利をゲットできる可能性を手に入れるようなイメージといえば伝わりますでしょうか。
反対に、会員数の固定がない場合、何かしらの審査基準を超えたか超えないかというのみの判断でセンチュリオンカードのインビテーションが出ることになりますので、「優先的に考慮する」という言葉そのものは既に矛盾してしまっている話になるため、デスクに希望を伝える行為は完全に意味がないという話になるでしょう。
返信記事ありがとうございます☆
リンク先 ブログ主さんの記事は私もどこか勘違いしていた箇所があるようです。プラチナカードを持っている方を紹介していただければ(推薦していただければ)センチュリオンへ・・・という流れだったようですね、カードの無い状態ではいきなりは無理なので・・・という感じの文面ですね、すみません 勘違いしたまま投稿してしまいまして。。
ちょうど 迷走でもないですが2008年にセンチュリオンカードの年会費の値上げが行なわれております。(いるようです)
168000円 → 367500円 となった時期から 2009年ですと全会員さんも一通り年会費更新月を経過して 会員の大幅入れ替えとなった時期等なのではないでしょうか?
これも完全な私の意見になってしまうのですが、私は「定員制」なのではないかなと思っているので(Centurion様はそれはナンセンスと言われておりますポイントですが..) それも年会費収入が柱のアメックス日本支社にとって367500円(現在は378000円でしょうか)もの会費収入がブレ出すとどうにもこうにも経営方針(というのでしょうか 予算というのでしょうか)を立てるにも立てられないと思うのですよね、実にプラチナ会員の2名以上分(その当時であればプラチナ105000円の3.5人相当分ですよね)・グリーン会員の29名分相当にも及ぶ比重 (?) がかかっているわけですから。。と思いますのである程度はセンチュリオン会員数の許容幅というか会員数は固定を目指してという部分はあるのではないかと思ってます。
すると やはり募集が行なわれるのは会員が脱会したときなのですよね、プラチナもそうなのですが脱退者が出るほどインビテーションも拍車がかかる といいますか 比例して募集のペースが上がってくるのではないかと思うのです。つまりは2008年や2009年にもし脱退した方が多くなったのであれば同時に募集のほうにも必然とチカラが入った時期ではないかなぁ・・とも思います。
デスクの方への希望の件については、そうなのですね Centurion様は伝えられたのですね☆…それで実際に取得してらっしゃるのでそれが正ということしか言えませんが..
なんとなくなのですが、アメックス側として輪を乱すような方は排除するというポリシーというか概念があるような気がするのです、その特にセンチュリオン ですよね、そこで個を押し出すような方、言ってみればブラックカード欲しいから下さいみたいな方(表現が雑ですいません)、そういう方にお出しする物はありません みたいなイメージが払拭できないんですね これは勝手な私が抱く概念かと思います..。
また鋭い記事 楽しみにしております!
3761様、コメントありがとうございます。後半部分、なるほどと思いました。また、もう少し言及をしておかないといけないと思った節もございますので、改めて記事にします~。