Appleの新作の発表をリアルタイムで見る前に寝ちゃう可能性が濃厚なcenturionです、こんばんは。
まぁ、特に何かを待って楽しみにしているわけではなくて、ほとんど野次馬根性的なワクワク感くらいしか持っていないのが正直なところですが、夜遅くまでまってリアルタイムで発表を見る人もたくさんいるのでしょうね。
さて、今日はクレジットスコアと使用効率について、ちょっと考えていました。
日本では、アメリカのように完全にスコア化されてスコアによって貧富の差が生まれてしまう(良いスコアの場合はローン金利が低くなったり、その逆もあったり)状況になったり、あるいはスコアが低いと就職にまで影響が出るような状態にはなっていません。
とはいえ、考え方のベースそのものはなんだかんだで踏襲しているのだろうと考えると、無視するわけにもいかないとは思い、ちょっと見ていたわけです。
目次
FICOスコアリング
もっともシェアが大きいフェアアイザックのFICOスコアは以下のように構成されています。またあくまでも米国でのスコアリング基準という点はご注意ください。
35% payment history:過去の支払い履歴
遅延なく、払っていればスコアあがる項目で、また全体の35%という最大比率を有しています。
センチュリオンカードを目指している方という話をする場合、この項目を気にする人は皆無だと思いますのでネガティブ判定についての説明はスキップします。
ポジティブ判定の要素を読み取ると、12ヶ月以上遅延のない人の与信リスクは著しく減少すると判定するようなので、センチュリオンカードのインビテーションを視野に入れている期間においては所持しているクレジットカードは全て最低でも1年以上の利用歴がある方が望ましいと言えるかもしれません。
30% amounts owed:現在の借り入れ(購買)残高
日本語でなんというかよくわからんのですが、overall credit utilization、つまり全ての信用枠に対する使用割合が高くなるとスコアリングは低くなる、という項目です。全体の30%を占めます。
このポイントは、何度、理解をしようとしてもちょっと混乱する部分があったため後述します。
15% length of credit history:与信取引の長さ
これは与信取引の長さ、つまりクレジットカードの利用期間の長さですね。
複数のカードの場合には10年使っているカード1枚と5年使っているカードが1枚であれば、15年を2枚でわって平均が7.5年になるということで、これは長ければ長いほど良いということになります。
10% new credit:新規枠の打診
過去12ヶ月で新規与信枠の打診をした場合にはスコアに影響があるとのこと。
Credit Historyつまり与信取引の長さが短い場合にこれを行うとハイリスクと判断されます。
10% types of credit used:現在利用している与信取引形態
例えば銀行が発行しているクレジットカードを持っているかどうか、などを勘案するようです。
ちなみに銀行が発行しているクレジットカードを持っていない場合は、クレジットカードを8枚以上もっている人と同じくらいのリスクがあると判別されてしまうそうです。
考えの基軸
アメリカでは、このスコアの上げ下げのノウハウでもビジネスができるほど、クレジットスコアは人々の生活に影響を及ぼす形になっています。
実際問題としては、これらのスコアリングしか信用力を測る術がなかったと言えなくもないのかもしれませんが、いずれにしても信用力を測る基準としてその地位は揺るぎないものです。
そのような国で生まれたアメリカンエキスプレスは、その顧客の信用力を推し量り、ある意味での順位付けをする方法論として、同様のスコアリングモデルを用いている可能性は当然あるわけです。
もちろん完全に同じスコアリングモデルを利用することは、獲得できる信用情報の違いもあるため難しいと思うのですが、大枠のベースは同一だと考えられるだろうと私自身は思っています。
その上で、次の疑問が出てきました。
Credit Card Utilization
FICOモデルで言えば30%のウエイトを締める部分に属している領域ですね。
与信枠に対してどれくらいの利用率を保っているかという話になります。
ちなみにベストな利用率はどれくらいか?(米国)
これは、ちょっと調べてみた限りですが答えがあるみたいでしてyou want this number to be as low as possibleだそうです。つまり、パーセントは低ければ低いほど良い、ということですね。
ちなみに、FICOスコラで850点満点中780点以上が最上位の信用力に属する形になるようですが、この780点以上のスコアを有している人のCredit Card Utilizationのパーセント平均は7%だそうです。
最大の疑問
色々と説明が長くなってしまいましたが、私が最終的にぶつかった最大の疑問はこのCredit Card Utilizationなんです。
どういうことかというと、私の過去の利用履歴を見ていただければわかるのですが、このCredit Card Utilizationのパーセントだけで言えば、センチュリオンカード取得を目指している段階での私は、多分余裕で50%を超えていて下手をすると80%とかも超えているのではないかというレベルだと思うわけです。
その他、銀行発行のクレジットカードとANAのSFCゴールドを持っていますが、実際に利用はないので与信枠はたかが知れていると考えるとアメックスで与信上限ギリギリまで使っていた期間とかでいうと下手すればCredit Card Utilizationパーセントは100%近くまで行っていたと考えて良いのでしょうか?
延長線上に考えて、Credit Card Utilizationが90%以上みたいなのをずっと続けていて、急激に利用金額を落とした場合はどうなるのでしょう。
具体的には、2014年9月以降のように利用額が急激に落ちた場合、計算式上においては私のCredit Card Utilization のパーセントは、急激に1桁%台に落ちる=逆にFICOスコアは跳ね上がる、みたいな可能性というのはあるのでしょうか?
たまたま色々な要素が偶然の一致をしているだけという話なのかもしれませんが、私の場合はもっとクレジットカードそのものについて勉強をする必要がありそうです。
