センチュリオンカードの審査基準
アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカードの審査基準についての考察になります。
一つ、前置きとして伝えておかなければならないことは審査基準は色々と言われていますが単純明快な一つの基準というものは存在しないと考えてもらってよいと思います。
一つ一つの情報が嘘、というわけではなく実際にセンチュリオンカードのインビテーションをもらった人が、その時の個人の状況を鑑みて「きっとこれに違いない」と思った、個人に当てはまる状況を、勝手に基準として捉えそれらの情報が一人歩きしている、というのが現状だと思います。
この現象は、日本にとどまった話ではなく、世界中の至る所で同じような議論がされていて、どの国においても結局最後は混沌した状態のまま答えがわからない形で話が終わってしまいます。
例えば私自身がインビテーションをもらったタイミングでは、巷で噂されているようなどの基準にも合致していないため、アメリカン・エキスプレスの独自の信用調査や採点基準のようなものが、複雑なロジックで構築されていると思われます。
それでは下記、それぞれについて私自身に照らし合わせた情報提供をさせていただきます。
利用金額
センチュリオンカードのインビテーション獲得のための利用金額についての考察をまとめてみました。
なぜかこのクレジットカード業界には、いくらくらい使えばインビテーションがもらえる、といったような単一的な基準で話がされがちですが、あまり重要ではないのではないかと個人的には思います。
私自身は、それがどのようなものか経験がないのでわかりませんが(あるいは、一般利用者側の立場であればわかりようがない)、審査基準を無視したような上級カード会員のインビテーションを送りまくる「ばらまき」のような状況が仮に事実だとすればそういう場合を除いて、利用金額は基準の一つでしかないという話でしょう。
最低の基準かどうかはわかりませんが、以下のようなものを想像しています。
第一段階: 特定期間内(月または長期期間?)における利用金額の額と連続性をクリア
第二段階: 上記の第一段階のクリアを維持 + 特定追加条件ver.1のクリア(これも例えば、複数あるうちのどれかをクリア、等)
第三段階: 上記の第二段階のクリアを維持 + 特定追加条件ver.2のクリア(これも同様に、複数あるうちのどれかをクリア、等)
みたいな感じではないかと思っています。
ただし、上記の関連リンクでも書いてある通米国での金額の基準は年間250,000ドルの利用が基準としての認識が強いようなので、一定の目安としてそのあたりをベンチマークしておいても良いのかもしれません。
利用場所
センチュリオンカードのインビテーション獲得のための利用場所についての考察をまとめてみました。
「利用場所にこだわって高級な場所で使った方がよい」「利用している場所を細かくチェックされている」、こんな情報を色々な場所で見たことがあります。この情報の出所がどこなのか、誰なのか、はよくわかりませんが、いまだにクレジットカード関連のサイト(たぶんアフィリエイトサイト等)には、あたかも正しい情報のように上記のような記載があります。
個人的には、かなりの確率でデマ情報だと思います。
もちろん私のケースだけをもってデマ情報扱いをすることはできないと思いますが、少なくとも私のケースでいえば利用している場所の80~90%は一般的な場所になります。いや、例えば伊勢丹とか百貨店のような場所すらも一般的な場所として扱うのであれば、ほとんど100%の私の利用場所は「一般的な場所」での利用になります。
とりあえず私自身が、そんなものがあるのかどうか定かではないですが「特別なケース」ではないと仮定した場合、利用場所すらも「絶対に満たさなければならない条件ではない」といえるのは間違いないでしょう。
ただし、ポイントとして、私の場合は、非常に多くの国へ渡航をして決済をしています。そのため、より多くの国や場所、移動距離のような要素が重要なポイントとして考慮できる可能性がある点は注意が必要だと考えています。
利用頻度
センチュリオンカードのインビテーション獲得のための利用頻度についての考察をまとめてみました。
大前提として、これが絶対的な条件になりえるかどうかという点があるとはあまり考えられないと思っている反面、一定以上の資産を持っている人の中から、何かしらの基準を超えている人だけを選んでいるのであれば、可能性としては排除しきれないという、判断が人によって別れるところではないかな、と思っている部分もあります。
もう少し具体的な申し上げると、頻度が多くても一回一回の利用金額が少なければアメックスに手数料が安いためビジネスとしては美味しいお客ではない、ということになります。
一方で、回数が少なくても高い決済をする人はビジネスとしてはとても美味しいお客さんですが、利用金額の項目でも述べたように信用度の蓄積という意味では、金額だけではない要素があると考えます。
ただ、そんなことを言ってしまっては元も子もないのですが、利用頻度だけを考えた場合、多いに越したことはない程度の認識で、とにかくカードが使えるときは使うという意識を常に持っているだけで十分なのではないかと思います。
「何回以上の利用」のような明確な数字での足切りは非現実的かつ意味のない基準は無いと考えてしまった方がわかりやすいかと思います。
利用用途
いろいろな噂では、クレジットカードを何に使ったかを細かく見ているという話もよくあります。
個人的には、全く見ていないこともないのかなぁ・・・程度の感覚ではあります(@2015年7月3日時点)
私自身の利用用途にのみ限定すると、これといって特にラグジュアリーと言われるような用途に使っているケースはそれほど多くはありません。
私の場合は、大部分を出張・旅行に使っているため、その他のラグジュアリー商品などの購入にはほとんどお金を使っていません。
これが意味することは:
- 旅行・出張などの利用用途が非常に高いポイントをなっているため他の利用用途は重要視されていない、または
- ラグジュアリー商品の購入が仮に重要だったとしても、出張・旅行については同等以上の扱いとして認められる
まぁ、どちらも言っていることは大差がないのですが、飛行機での移動や海外に行くことが時間的に難しい人もいるという前提で考えると、上記の2点の並列には意味があるように思います。
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